人生 喜怒哀楽

悲喜交々 伝えよう すべてを

浄土宗のお仏壇の配置

まず中央には阿弥陀如来さまをお祀りします。
阿弥陀様は2500年前にインドでお釈迦様が、
西方極楽の仏様としてその存在を明らかにされた仏様で、
お念仏を称える人をすべて救済することを約束された方です。

阿弥陀様の向かって右には、
1300年前に長安(唐の都、現在の西安)で活躍された善導大師というお坊さんをお祀りします。
この方は念仏によって阿弥陀様の救済を得られることを教え、念仏信仰を広められた方です。
下半身が金色で、浄土宗では「高祖」と尊称します。

そして左側には、インドや中国で広まった念仏信仰、
2500年あるいは1300年という長い歴史を持つ念仏信仰を、
800年前に日本で興隆された宗祖、法然上人をお祀りします。

つまり浄土宗のお仏壇は、非常に長い念仏信仰の時間的経過を集約しているとともに、
インド、中国、日本という、念仏信仰の非常に広い空間的広がりを表している空間であり、
極めて尊く、有難い場所なのです。

そしてその場所に、
それぞれのお檀家様のご先祖様のお位牌が抱かれるように安置されているのです。

お仏壇を中心とした日暮しの大切さが古来から言い伝えてこられましたが、
これもまた美しい四季のうつろいの中で醸成された日本人の感性の表れの一つかと思います。